もうすぐ新型コロナ感染防止のための臨時休園などの影響で長かった1学期がおわり、夏休みが始まります。
津市内の小学校の多くも当園と同じように今年の夏休みは8月1日~8月16日までの通年の半分以下の長さで少し寂しい気がします。
でも、そもそも夏休みというのは何のためにあるかという歴史的な答えを探してみれば実に曖昧な決まり方のようです。
日本においては、1872年(明治5年)に「学制」という制度が定められ、この制度により、2万校以上の小学校が日本全国に建ちました。
この時から全国の子どもたちに学校に通う道が開かれました。学校教育の誕生と言えます。
そして、その9年後1881年(明治14年)当時の文部省が「夏季休業日」を定めました。
後に全国に広がっていったのですが、何の理由でかは定かではなようです。
「夏は暑すぎるからでしょう」との考え方もあろうかと思いますが、期間や日程は日本中の公立の場合各市町村教育委員会が決めます。
私立の場合は各学校で決めます。聖ヤコブ幼稚園は私学ですので園長の僕が決めました。今年は、1学期に臨時休園が長かったから教育上の遅れもかなりあります。
でも、その遅れもゆっくりととり戻すため3学期位で追いつきたいと思います。
ですから、短くなりましたがやっぱり夏休みをすることにしました。
ちなみに脳科学者の茂木健一郎さんが、次ように言っています。
「夏休みの本質は、ぼんやりすること、ほうけることだと思う。ふだんとは違うことをやって、ぼーっとする。そのことが夏休みの価値であって、学期と同じようなことをやるのは、夏休みの趣旨に反している。夏の間は、みーんみーん、ジリジリとぼんやりしていて、新学期とともに「はっ」とするのが良い。」
明日からの短い夏休み、( ゚ ρ ゚ )ボーと過ごすもよしお家の人と楽しく思い出を作って元気にまた2学期を迎えることが出来ますように健康に留意してお過ごしください。