園長先生のコラム

コラム 【 2018年3月号 】 「 もうすぐ卒園、進級です 」

多くの感動を与えてくれた平昌冬季オリンピックが終わりました。
パラリンピックが続けて行われます。
またそこで、沢山の勇気と感動を与えてくれることを楽しみにしたいと思います。

さて、聖ヤコブ幼稚園の3学期もあと僅かとなりました。
これからは、特に年長黄組のお友達は、卒園までのカウントダウンに入ります。
「あと、何日しか幼稚園に来れない」
「ああ、年少さんに戻りたい」
「いいや、プチももさんや」
そのような声が時々聞こえてきます。
過去には戻れないことを現実に、初めて経験していく試練なのかもしれません。
入園式での園長先生との三つの約束を覚えているでしょうか?
忘れていたら思い出してほしいと思います。

1.「おはようございます」「さようなら」など、ご挨拶ができるようになりましょう
2.「ありがとうございます」と、感謝する言葉を言えるようになりましょう
3.「ごめんなさい」と、素直に反省して謝れるようになりましょう

先日、児童合唱団の練習に来ている児童の保護者でしょうか。駐車場に牧師館の壁いっぱいまで(実際はコーンにぶつかっていました)、大きな車がバックで駐車していました。
「こんにちは」と挨拶しても、その運転手は横を向きます。「エンジンを切ってもらえませんか」と、ジェスチャーしながら頼みました。すると、エンジンをかえってふかします。「窓をあけてください」その人は窓を開けました。「アイドリングストップしてください」と言うと、意外な答えが返ってきました。
「エンジン止めたら寒いやんか。他の車もエンジンきってんのか?全部の車確認してる?」「それは、あなたの言い分でしょうけど。マナーを守れないなら、ここに駐車しないでください」言いたくはなかったのですが、そこまで言っても、結局窓を閉められ、無視されました。
仕方がなかったので、合唱団の団長さんに来てもらいました。一部のマナーの守れない大人のために多くの人が不愉快や不自由な結果になることがあります。
この方はきっと幼稚園の時代に3つの約束を教わらなかったのでしょうね。
非常に残念なことです。また、お子様がいるなら、そのお子様も気の毒に思います。

残り少ない幼稚園生活の年長さん、たくさんの良い思い出を大切にし、素晴らしい園生活を送ってください。
また年中、年少のクラスのお友達も年長さんとの思い出をたくさん作れますようお祈り申し上げます。

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・・ 聖句と今月のみことば ・・

「あなたの未来には希望がある。」
~ エレミヤ書31章17節 ~

紀元前722年南北朝に分かれていた王国の内、ついに北イスラエル王国が大国アッスリア帝国に滅ぼされてしまいました。南ユダ王国は仲が悪かったけれども、北の王国が滅ばされるさまを恐れながらもなお、エジプトが応援してくれるのを期待しながら、神さま頼みの不安な年月を過ごしていました。建前としては、自分たちの不信仰を棚に上げて「北の王国は不信仰が招いた結果、私たちは神さまが助けてくれる」と、身勝手な思いをもつのでした。バビロニア帝国がアッスリア帝国を滅ぼし喜んでいるのも束の間、紀元前586~7年頃、エルサレムは完全に陥落してしまいました。そして、バロン捕囚が始まります。嘆きの預言者エレミヤはこのことを預言しながら、それでもユダヤの民はペルシャによって解放されることを語るのです。

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