9月1日から2学期が始まり長い夏休みを過ごした子どもたちが、幼稚園にまた学校にと帰ってきます。
幼稚園の教職員は夏休みの間、もちろん預かり保育を担当した日は別ですが、多くの日を自主的に或いは職務として公的機関(三重県や津市、私立幼稚園協会等)を通して教育研究ならびに研修を行ってきました。ことに文科省の学習指導要領が10年ぶりに改訂されます。
下記のようなスケジュールで改定されるわけですが、小学校の教科書が現実に大きく変わるのは2020年(平成32年)です。つまり幼稚園の現在の年少さんが小学校に入るときです。聖ヤコブ幼稚園でも、そのことを踏まえ、すでに着々と研究研修を重ねているわけです。
さて、先日の全国学力テストの正答率県別順位が発表されました。
結果1位は石川県で70.3%偏差値は82.64です。2位秋田県69.5%偏差値78.10、3位福井県67.8%偏差値68.43、いつもながらの北陸東北の順位の高さです。愛媛4位、富山5位、青森6位、もちろん戦前から高等師範学校のあった広島6位、東京6位、教育先進都市といわれる京都9位などは何か当然のように思えます。意外に感じたのは、過去にあれだけ学力テストの結果に大騒ぎしていた大阪府がやはり46位正答率62.3%偏差値37.17には、いささか驚きました。
ただ、言えることは正答率の1位と47位の差が8.3%であるので、考え方によっては県別格差が減ってきたのではないかということです。
各都道府県市町村の先生たちが毎年順位上位の県に行って研修を重ねてきた努力が報われているような気がします。
テストの際に「学習塾に通っているか」のアンケートも同時に行われているのですが、学習塾に通っていることとの成績相関関係はあまりなく(去年トップの秋田は塾に通う率は最下位)むしろ学校の授業と家庭学習が鍵のようです。
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・・ 年主題聖句 ・・
「あなたがたは神に愛されている子どもです。」
~エフェソ 5章1節~
「天上天下唯我独尊」という言葉があります。
「天に於いても地においても私という存在は独りであるがゆえに尊い存在である」という意味です。どんなに辛いとき寂しいときでさえも自分は神さまに愛されている存在、神さまの子どもとして生かされていると信じたいものです。
・・ 聖句と今月のみことば ・・
「求めなさい。そうすれば、与えられる。」
~【新共同訳】マタイによる福音書 7章7節 ~
有名な聖句です。願い求めることと祈ることには違いがあります。究極的には人間の思いや考えを神さまにお願いするのではなく、神さまのご計画や思いがこの地上で正しく行われることを願うのが「祈りの本質」と言えます。たとえそれが自分にとって厳しい結果であろうと神さまのご計画であるなら受入れるしかないのです。ですから、何を求めるかが問題となります。聖書はそのことに明確に答えています。直前聖書箇所に「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。」6章33節と書かれてあるのは意味深いものを感じます。