大きなクリスマスツリーが、聖ヤコブ教会の銀杏の木に飾られています。
「毎年グレードアップしているみたいですね」ってよくいわれます。
聖ヤコブ幼稚園とまるこ幼稚園の玄関にもクリスマスツリーが飾られています。
教会の銀杏の木は、数年前大がかりな架け替えをいたしました。
ときに赤崎勇、天野浩、中村修二の3人の諸先生方が青色発光ダイオードの研究等で2014年のノーベル物理学賞を受賞されたことは有名ですが、発光ダイオード(LED)の普及率が世界的に拡がりました。
聖ヤコブ教会のクリスマスツリーもそのLEDを使用しています。
クリスマスツリーのてっぺんの大きな☆星が輝いています。
イエスさまがお生まれになったとき東方の3人の賢者、ガスパルとメルキオール、パルサザールが黄金、乳香、没薬の3つの贈り物を携え輝く星を頼りに旅をつづけました。
砂漠を超える旅は気温も高い昼間は避けもっぱら夜輝く星を道しるべに旅をしたそうです。
♪月の砂漠をはるばると行きました♪という風にです。
不思議なことにその星はダビデの町と呼ばれるベツレヘムの町の上でひときわ輝いたそうです。
そのときひときわ輝いた☆星(超新星:スーパースターだったのでしょう)をイメージしてツリーのてっぺんに☆星を飾るのだと言われています。
今だからこそ、どこの百貨店やショピングセンターにも大きなツリーやイルミネーションは華やかに飾られています。
福井県においては県庁のロビーにツリーが飾られています。
その点灯式に何度か聖三一幼稚園の園児が招かれてクリスマスキャロルを歌いにいきました。
でも戦後初めて東京駅でのツリーの設置に「国営(JRは昔国営でした)の鉄道駅に設置するのは特定の宗教の活動ではないか」というような無粋な意見があったそうです。
運輸省(今の国交省)は「宗教活動ではなく季節的装飾である」と反論したそうです。
世界に目を向ければシリアなど政情不安定な国々、経済的破綻をした国々があり、そして戦争や紛争に巻き込まれた多くの人々が恐怖と不安、闇の中に生きている現状があります。
「キリストはどこにいつ生まれる」のでしょう。
僕は「今こそ私たちの中に生まれ」て欲しいと思うのです。
ツリーは普通新年の1月6日顕現の日が来ると片付けられますがてっぺんに輝いた☆星がいつまでも心に輝く希望の一年となりますようお祈りします。
*** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** *** ***
・・ 聖句と今月のみことば ・・
「平和の福音を告げる準備を履物としなさい。」
~エフェソの信徒への手紙6章15節~
ローマの迫害時代に使徒聖パウロ(最初イエスさまをキリストと認めず、キリスト教徒を迫害していましたが、後に回心し使徒となった)が獄中(諸説はありますがたぶんローマ獄中でしょう)からエフェソにいる教会の人々に対しての手紙です。自分は獄中にありながら信徒たちに迫害に耐え信仰を持つべく希望を与え続けるのでした。