園長先生のコラム

♪ コラム 【 2015年9月号 】 「 夏の思い出 」

長かった夏休みのたくさんの思い出をお土産に幼稚園に子どもたちが帰ってきます。
初めて海や山に行ったお話や遠くに住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんに会いに行ったお話しを聞けるかもしれませんね。

僕は今年の夏、10数年ぶりに大腸ポリープの切除手術を受けました。
昨年10月に大腸内視鏡検査で見つかっていたものを10ヶ月もお腹の中で育ててしまっていました。
時間が経っているので大きくなって性質の悪いものなっていないか少し心配でした。
そんなに大きくなくまた良性のままであったので手術は無事終了
またその後の出血もなく(前回は出血して3週間入院しました)経過も順調です。
病院で検査や手術をする度に思うことは自分が想像しているより医療技術や医療機器の進歩がすごいということです。
前回の手術は同じ内視鏡であっても大変苦しかった思いをしました。
もちろん僕は我慢強い方ではありませんし、手術や検査前準備の段階で先のことの心配ばかりして手術のときにはかなり疲れてしまう性格なのです。
でも今回はほとんど苦痛もなく「でははじめますよ」「先生鎮静剤使ってくれていますか?」の会話を最後にその後の記憶がありません。
気がつくともう終わって病室のベッドの上でした。「えっ終わった?」という感じです。
一週間後にパソコン画面の動画で手術の状況を見ることができました。
本当に不思議な感じをもって先生の説明を聞きました。

昨年の夏の思い出といえば親友との悲しいお別れ、台風の中での長女の結婚式
そして古くなった牧師館と納骨堂の解体でした。
そして、今年の夏は健康を考え、戦後70年という節目の中でじっくり
「平和」について思い巡らせることができました。
幼稚園の2学期が始まります。
秋には運動会や遠足、お芋掘りなどたくさんの楽しい行事が待っています。
ひとまわり大きくなった幼稚園に帰ってきた子どもたちといっしょに元気に過ごしたいと思います。

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・・ 聖句と今月のみことば ・・

「あなたに平和、あなたの家に平和、あなたのものすべてに平和があるように。」
~新共同訳 サムエル記上 25章6節~

サムエルは紀元前1000年頃の大預言者です。
ユダヤの国を統一して最初の王となったダビデに油を注いだ預言者です。
(油を注ぐとは王になることの象徴でした)サムエルは「人間世界に王はいらない。真の王は神さまだけでいい」と考えていましたが、民衆が王を切に求めたので、祈りのうちにダビデを王としました。
サムエルの願いはユダヤの国が永久に神の平和にあることだったのです。

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