キリスト教会では毎年3月23日を過ぎた満月の次の日曜日をイエスさまのご復活をお祝いする復活日(イースター)と定めています。
満月はほぼ27日周期ですし、1ヶ月は30日ないし31日、また2月は28日、4年に一回29日と言うふうに複雑な暦なのでイースターが早い年は3月下旬、遅いと4月中旬以降となります。
このような祝日を移動祝日といいます。毎年12月25日とクリスマスのように決まっているような祝日を固定祝日といいます。
今年のイースターは、4月20日の日曜日です。ずいぶん遅いイースターですね。
イエスさまが十字架に架かったのは、金曜日ですから今年は4月18日(金)となります。
この日のことを英語ではGood Friday(良い金曜日)と言います。何故かと言うと「イエスさまが私たちの罪(神さまからの離反)を贖うため十字架に架かって死んでくださった日だから、私たちの罪が贖われた日といえる」からなのです。
教会ではこのイースター(復活日)を教会最大の祝日としています。
ところが案外「クリスマス」の方が一般的に最大の祝日としてひろがっているようです。
多分、お誕生の方がわかりやすく神さまであろうと聖人であろうと生まれることには抵抗が無いからだと思います。
僕もイエスさまの「ご復活」ってよくわかりませんでした。
高校生の時祖父の死を目の当たりにして「人は死ぬのだ」とあたりまえのことに気がつき教会に通ったのがきっかけで現在があるような気がします。
43年前、牧師から「イエスさまの復活の出来事とは、現在の君に何を語っているのかというと『人はいつでもやりなおしがきくのだ』と覚えておいたらいい」と言われました。
その後、この言葉に支えられ何度も「やりなおし」の人生を歩んだ気がします。
「何かをやりなすのに遅すぎることはない」
「間違っていたと反省したらその場でやりなおせ」
と今は学生たちに話しています。
新しい年度が始まりました。十字架の死を乗り越えご復活したイエスさまのお恵みのもと歩みたいと思います。
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・・ 聖句と今月のみことば ・・
「主は羊飼いとして群れを養い、御腕をもって集め/小羊をふところに抱き、その母を導いて行かれる。」
イザヤ書40章11節
イザヤ書全66章のうち、紀元前8世紀の預言者イザヤに帰せられるのは39章までとし、40~55章、56~66章はそれぞれ歴史的背景を有した異なるまとまりとみなし、またその著者の名前がわからないためこれらを第2イザヤ、第3イザヤと呼んでいます。
そして、この箇所はバビロン捕囚解放前の預言にあたり、内容はいよいよ捕囚が終わり母子の羊の群れ(イスラエル)は神のみ腕の中にあって祖国帰還が果たされる喜びに満ちた記述なのです。