7月15日終業式のあと、長~い夏休みが始まります。
僕も子どものころから夏休み前になるとなぜかワクワクうれしくなってきます。
幼稚園時代は、両親に祖父母に海や川に連れて行ってもらうことが楽しみでした。
和歌山市の出身ですので、万葉集で有名な片男波海岸の潮干狩り、紀ノ川河口付近でのハゼ釣り、水軒浜での海の家を借りての海水浴、有田川での水遊びとウナギ釣り、いろんなところに連れて行ってもらいました。
でも、やっぱり近くの行き慣れた場所が今では随分変わってしまってはいますが、当時の記憶は鮮明に残っています。
小学校になるととたんに夏休み観が変化してきました。
朝のラジオ体操から始まる1日です。友人との遊び中心の生活と夏休みの宿題の問題でした。市民県民プールで泳いだり、昆虫採集で一日中夢中になったりしていました。
時には、帰りが遅くなり両親に心配をかけ夕食抜きというような大目玉を受けたこともありました。小学校の5年生のとき、自作の天体望遠鏡をつくりました。
光軸(レンズの中を光が一直線上に進むようにレンズを設置しなれればいけません)がずれて思うような望遠鏡ができず悲しい思い出になりました。
中学2年でこの望遠鏡の改良型を制作し初めて月面のクレーターの写真撮影に成功したときは最高の気分でした。
高校1年さらに地球の自転に合わせて天空の日周運動に合わせて望遠鏡で星を追跡する装置(赤道義といいます)を町工場のご協力を得て制作しました。
おかげで夏休みの学校の宿題を何一つできず、宿題テストは散々でした。
高校野球で甲子園まで応援に行くつもりで決勝まで、毎日地方大会に応援に行ってしまって、夏期講習や補習をさぼってしまい結果は翌年、浪人生活に入りました。
今では、そんな夏休みがほろ苦い懐かしい思い出となっています。
幼稚園の夏休み健康に留意して、すばらしい思い出をたくさん作ってほしいと思います。
しつこいようですが、もう一度申し上げれば、お金をかけて遠くまで遊園地やリゾート地に行くことだけが、よい思い出づくりとは限りません。
大人の楽しみが大人のおいしさが必ずしも子どもの楽しみおいしさととはいえないものです。
元気いっぱいで2学期に帰って下さることを願っています。
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・・ 今月のみ言葉 ・・
「 あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ 」
新改訳聖書 19章19節
ある律法の専門家がイエスさまに聞きました。「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」当時のユダヤにおいては、律法とは単に法律とは違います。それは、神さまからいただいた大切な贈り物です。個人の魂や救いだけでなく、民族国家そのものの救いとなる掟でした。そのような律法の中で一番大切な律法は何か?と尋ねたのです。イエスさまは「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。」と答えられました。
イエスさまの掟においては、神さまと同じくらい人を大切にしなさいということなのですね。