園長先生のコラム

コラム 【 2020年10月号 】 「 教育も健康から 」

7月30日の定期健診の時から高血圧症状が続き、血圧降下剤の種類を変えたのですが中々効果が見られず、8月27日定期健診での微熱後すぐさま新型コロナ肺炎感染を疑われ、翌日28日PCR検査を受けました。
同日、結果陰性でほっとしたのですが、ではなぜ抗生剤を投与しても微熱が続き血液検査の結果白血球数等炎症反応があるのか分かりません。そのままA病院にて8月29日CT(コンピューター断層撮影)を受けた結果、異常は見られませんでした。その後、8月31日再度血液検査結果微熱と炎症反応があり、抗生剤を変えると9月4日腹痛症状が出たのでB病院でCT再検査を受け、S字結腸腸壁に異常ありと診断され即日入院が決まりました。

驚いたことに対コロナ肺炎感染予防ということなのでしょうか、大きな個室で陰圧室の送風の音はまるで航空機に乗っているような騒音で家族との面会も許されず部屋からは一歩も出られません。
携帯電話の使用が出来ますので連絡は着くのですが、着替えや必要な差し入れは週に1回だけ午後4時~5時の間に一階事務所に届けることだけでした。金曜日夜の入院でしたので、週末の医療体制の説明を聞くのはまさに土曜日でした。腹痛と大腸壁の異常の診断でしたので、当然絶食24時間点滴の痛みと微熱の2日間が過ぎ、9月7日(月)の朝診察後「痛みの症状がなくなりましたし、今日午後退院しますか?」には驚きながらも早く帰りたい一心で「退院します」とし、退院後の様子も知りたいということで、9月10日(木)再診を受けました。

ところが、「CTの検査結果腸壁が厚いことと炎症反応が収まらないことを考えると一刻も早く大腸内視鏡検査をお勧めします」「それって先生ガンですか?」「十分考えられます。一番早い日程16日でいいですね」と言われ、体力的に考えて麻酔剤の使用を希望するも聞き入れられず、当日は病院側の都合に合わされて(人数をこなすため)麻酔無しで下剤を吸取り、洗浄しながら十数分間の苦痛の検査でした。映像録画の説明もなく「出血痕が見られるが、活動性出血はなくポリープはあるも腫瘍は見当たらない」との説明を検査室にて受けました。

腕のいい職人的医師かも知れませんが、患者に寄り添った医師道を歩んでいるとは到底考えられない対応で、検査数をこなすことは医師としてのスキルアップに繋がるでしょうが、全人的医療を掲げているとは到底思われません。

コロナ感染予防で現在医療現場は大変な状況にあるのは理解しますが、この時だからこそ信頼される医療従事者であって欲しいものです。

昨年に続き腸のトラブルで皆さまにご心配やご迷惑をおかけして 申し訳ありません。
今は炎症反応も収まりつつあり、発熱もなく血圧も正常値内に収まっています。

少しずつ元気を取り戻し、子どもたちと良き思い出の2学期にしたいと思います。

カテゴリー: 園長先生のコラム パーマリンク